昨日4.4mmバランス接続可能なDACを購入したのでなんとか初期投資を抑えてバランス接続を楽しみたいとの理由でこんな謎の組み合わせでどんな音が鳴るのか試してみました。実売価格はADVANCED「MODEL 3M」有線モデルで約4000円、SONY「MUC-M12NB1」は約12000円というかなりムチャな組み合わせです。
ADVANCED「MODEL 3」の内容

- マイク搭載MMCXケーブル(1.2m) x1
- フォームイヤーチップ x3ペア
- シリコンイヤーチップ x3ペア
- 専用ケース
値段の割に意外と付属品が多くて良いです。特に低反発性のあるフォームイヤーチップが付属するところがポイント高いです。
SONY「MUC-M12NB1」の内容

- 4.4mm バランス端子
- MMCX接続方式
- 銀コートOFC線
- ケーブル外ナイロンスリーブ仕様
思っていた以上に硬くなく、しなやかに曲がります。
装着後

ガシャコンと接続します。本体は安っぽさがあるんですがケーブルのおかげで高級感が出ます。

少しアップにして見た感じ。
形が「SHURE」のイヤホンに似てるな〜と思ったけど装着感も似ています。シュア掛けもOK。そこらへん狙ってデザインしているのかなーという感じを受けました。
再生環境と音質レビュー
使用環境
- OS:Mac Catalina
- 再生ソフト:Audirvana
- USBケーブル:ALPHA DESIGN LABS FORMULA2-B/0.6
- DAC:iFi Audio 「ZEN DAC」
視聴曲
- 「アカペラ→オーケストラ」高垣彩陽「Amazing Grace」 24/96kHz
- 「ロック」遠藤ゆりか「Melody and Flower」 16/44.1kHz
- 「ダンスミュージック」山崎エリイ「Zi-Gu-Za-Gu Emotions」16/44.1Khz
- 「ヒップホップ」Division All Stars「Hoodstar」16/44.1Khz
エージング前
初めて聴いたときは低域はボワボワ、中域モッサリ、高域出ないと完全に失敗したかなーと思いました。のでピンクノイズで100hほどエージングを行い、普段使いで楽曲を聴いていたんですが使ってるうちにかなり音質が変わりました。
エージング後
- 音のボワつき感が取れた。
- 全体的な音情報量が増えた。
- 低音域、高音域は締まって音が出るようになった。結果、全体的にはバランスが良くなった。
よく言われるカマボコ型って音質に低音、高音を増した感じですかね。ゆるやかな山型とでも言いましょうか。ここらへんはバランス化による音場感が広がったことによるものかもしれません。
上記4曲聞いた感じでは一番合っていたのはドーナツガールでした。ダンスミュージック系によく合うと思います。あと鳴らしていて楽しいのはガールズロック系ですかね。低中高域が全て程よく鳴るので。
微妙に気になった点としては
- イヤーチップサイズがコンプライで言う「100サイズ」なので交換の選択肢が少ない。
位ですねー。けど元々付属している低反発のイヤーチップが遮音性も良く、音に厚みも出るのでこだわらなければこれで良いんじゃないかと思います。
結論
低価格帯イヤホンにバランスケーブルを付けて遊んだわけなんですが、予想以上にいい音がするので当たり前のように新しいイヤホンが欲しくなりました。近いうちSHUREかSONYのそれなりに良いやつを買う日が来るかもしれません。来ると思います。おわりだよ〜